以前は海外送金といえば銀行を利用するのが一般的でしたが、近年外国送金を専門に行う金融機関が劇的に増加し利用者の選択肢も増えました。
ただし、同じ外国送金サービスといっても、会社によって特徴は様々です。一部の地域への送金に力を入れていたり、少額の送金を早く低コストで行うことに売りにしていたり、現金での支払い・受取が可能であったりなどなど。
最近増えているのがアプリで簡単に送金の手続きが行える会社です。一部の会社ではかなりレートが良く手数料も安いこともあり利用者が増えているようです。レートが良く手数料が安ければ皆がそのサービスに満足しているだろうと思われますが、実際のところ必ずしもそうではないようです。
カスタマーサービスへの不満
Trustpilotなどユーザーのクチコミサイトを見ると、概ね評価は高いのですが決して満点ということはなく、星一つの評価をするユーザーも結構見られます。その理由を見てみるとカスタマーサービスの悪さを挙げているユーザーが圧倒的に多いのです。
海外送金は、国内送金とは異なり、国による規制があり決済手段も複雑となるため、トラブルも発生しやすいです。何もトラブルがなければ安く簡潔で良いサービスでも、トラブルが発生したときのカスタマーサービスの対応がマズいと悪評価につながってしまいます。オンラインアプリ専業の送金会社は、低コストを実現するためカスタマーサービスに人間が関わる部分を減らしAIに依存していることからトラブルに適切に対応できないこともあり、それがユーザーの不満に繋がっているようです。
特に高額の送金となる場合は、審査が発生するため、ユーザーは審査状況を確認するなど適宜担当者とコミュニケーションを取りたいところですが、アプリ専業の会社ではそれが難しくなっています。そのため、送金が高額となる場合は、手数料が高くなっても窓口で直接担当者と話ができる銀行を利用するという人もいると聞きます。
アプリのUIがユーザーフレンドリーでない
もう一つアプリ専業の送金会社でよく聞かれる不満にアプリが使いにくいというものがあります。通常、アプリは直観的に操作できるようデザインされるべきですが、なかにはそうでないものも多くあります。また、直観的に操作できるようデザインしているつもりでも、アプリの操作に不慣れな人にとっては、それを直観的と捉えないかもしれません。
外国送金は、売り通貨に買い通貨、金額、送金先口座情報と入力情報が多岐にわたり、いずれの情報も間違えれば送金はユーザーが意図した通りに完了しません。間違うことの恐れからアプリで送金することを敬遠する人もいるでしょう。
様々なユーザーにあわせて多様なオプションが必要
現在様々なサービスがアプリで提供されていますが、手軽に低コストで利用できる反面、それにより犠牲になっている部分もあります。また、アプリの使用に慣れていないユーザーを排除することにも繋がってしまいます。外国送金サービスは、移民にとってはインフラとも言えるサービスです。ITリテラシーに関わらずあらゆるユーザーが容易に利用できるものでなくてはなりません。アプリだけでサービスを提供するのでなく、スタッフと直接コミュニケーションが取りながら外国送金がスムーズに完結できる体制も整えておくべきだと考えます。
First Eastern FXでは、アプリをご用意するとともに、一人ひとりのお客様には日本人の専任スタッフが付き、送金のアドバイスから手配、トラブルの解決までワンストップで行います。当社はオーストラリアの会社ですが、オーストラリア日本間以外の送金にも対応しております。質の高いカスタマーサービスに有利なレートと安い手数料でオーストラリア在住の日本人のお客様にご満足いだいております。

